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凝った演出や画作りをすることの難しさ

最近は地上波ドラマを見たりすることは少ないのですが、今でも大河ドラマや特撮だけは好きでよく見ています。ところが、大河ドラマが典型的なのですがチラッと見ただけでもこれはちょっと・・・と感じることがあります。

いつも感じることは、何故こんな分かりやすい易しい画作りばかりしているんだろう?ということ。分かりやすいということは良いことではありますが、つまらない単調な印象を与えてしまうこともあります。演出や画作りというのは別にお金がかかることじゃありません。単なる工夫の話です。なのに何故?

参考 LLブックとはハートフルブック

ところでLLブックというものをご存知でしょうか。LLブックとは、障害があり文字を読むのが苦手な人や日本語が得意ではない人でも読めるように配慮された本のことです。

やさしくてわかりやすい内容にするため、表現にさまざまな工夫がされています。

  • やさしい文章で書かれ、難しい漢字や長い文章は使われません。
  • 文章だけではなく写真、イラストを用い、視覚的にも分かりやすく表現をします。
  • 行動を絵記号で説明できるピクトグラムなども用いられます。

ボクは最近NHKのニュースでこのLLブックについて知りました。福祉に力を入れているNHKはLLブックを普及させたい意向があるのでしょう。そしてこのニュースを見て先程の疑問の答えが分かったような気がします。(ちなみにNHKニュースが小学生でも理解できるような構成を心がけて制作されていることは有名)

参考 やさしく、読みやすい本大阪放送局ブログ

漫画の場合、演出的なコマ割りで足元の絵だけを見せても理解できない人がいる為、吹き出しはキャラの横に必ず付けなければならない。LL漫画ではこういったガイドラインを作ったようです。

つまり何が言いたいかというと、こういった分かりやすさを求められるのは本や報道番組だけではないということです。大河ドラマのような地上波ドラマや民放ドラマでも高度な演出や凝った構図は求められておらず、とにかく色んな視聴者に分かりやすい画作りをしなければならない風潮があるのではないかと。高齢者、障害者、外国人の方たちにも理解出来るようにと。

高度な演出や凝った構図というのは、ある程度リテラシーがないと理解が出来ないので、実相寺アングルのようなレイアウトや構図はやりにくいんだと思います。偉い人の方針で、とにかく分かりやすく作らなければならないという空気が現場であるのではないか。まさか作り手のリテラシーが低下してるなんてことは無いと信じたい。

むしろ大河ドラマや民放ドラマよりも、仮面ライダーや戦隊ヒーローのような特撮の方がわりと自由に面白い作品作りをしている印象があります。仕事のせいであまり見れていなかったんですが、近年では仮面ライダービルドは特に画作りが良かった。これは皮肉なことです。大人向けのドラマが幼稚な画作りをしていて、子供向けの特撮の方が高度な演出や画作りをしている。

参考 レイアウトと構図の違いについてGOMISTATION

最近の民放ドラマでは面白い作り方をしている作品ってあるのかな?
ジャニーズ時代劇みたいな画面が綺麗で明るすぎる時代劇ではなく、座頭市物語みたいなハードボイルドな画作りをする時代劇ってもう出てこないのかな?

そんなことを思いました。

今日書きたいのはそれぐらいです。

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