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新しいグリースペンシルの特長

新しいグリースペンシル

グリースペンシルは何年か前までは、3D空間にメモ書きが出来る機能くらいにしか認識されていませんでした。実際に昔のグリースペンシルはそれくらいの貧弱な機能しかありません。ところがここ数年で開発が進みグリースペンシルを使用して2Dアニメを作画する人達や、2Dと3Dを組み合わせてアニメを作る人が現れました。

シンタ

グリースペンシルと3Dアニメーションでアニメを作る実験してるのは、このウェブサイトの管理人だけどな。手前味噌だけど見てやってくれ。

Blender2.8(まだアルファ版)ではそこからさらに開発が進み、本格的な2D作画が出来る機能としてメガ進化を果たしています。そこで2.7までのグリースペンシルと2.8の違いをボクの目線でまとめてみました。

新しいグリースペンシルの特徴

1.アノテーションとグリースペンシルが分けられた

Blender2.8の画面

Blender2.8以降はメモ書きが出来る機能はAnnotation(アノテーション)

本格的な作画をする機能はGreasePencil(グリースペンシル)

として分けられることになりました。

ユウジロー

あの、ちょっと・・・絵が下手すぎませんか?

アノテーションの機能はグリースペンシルより簡素なもので、3D空間にメモ書きをする為のものです。今までどおりの操作感で全てのエディタ上で扱えます。
グリースペンシルの方は今までのグリースペンシルよりも遥かにパワーアップしてかなり使いやすくなった印象があります。

2.グリースペンシルはオブジェクト扱いになった

グリースペンシルを追加する

普通のキューブやスザンヌやライトと同じでオブジェクト扱いになったので、画面上Ctrl+Aからグリースペンシルを追加するようになりました。

MEMO
ボクは最初にBlender2.8を開いてグリースペンシルを使ってみようと思ったものの、どこからグリースペンシル機能にアクセスすればいいのか分かりませんでした。普通にオブジェクトとして追加すれば良かったんですね。

また、Blender2.7までのグリースペンシルはレンダリングが出来ずOpenGLで出力していましたが、Blender2.8からはオブジェクト扱いになったので普通のレンダラーでレンダリング出来るようになりました。

3.色の管理がパレットからマテリアルに

マテリアル

普通のオブジェクト扱いになったこともあり、色の管理も通常のオブジェクトと同じくマテリアルタブで行われるようになりました。ここのタブで様々な色を作って管理することが出来ます。

4.レイヤー管理はグリースペンシルのタブに

レイヤー

さらにその隣りにあるグリースペンシルタブでレイヤーの管理を行うようになりました。

5.グリースペンシルにモディファイアを付けられるようになった

モディファイア

Generate、Deform、Colorに関するモディファイアが付けられるようになりました。例えば色調/彩度を変更するモディファイアや、線の太さを変えられるモディファイアなどがあります。

モディファイア_01

モディファイア_02

6.シェーダーエフェクトを付けられるようになった

上記のモディファイアとは別でビジュアルに関するエフェクトが付けられるようになりました。例えばブラー、カラーライズ、フリップ、ライト、ピクセレート、リムライトなどに関するエフェクトをグリースペンシルで描いた絵に対して付けることが出来ます。

ブラー

カラー

フリップ

ライティング

ピクセルアート

リムライト

このシェーダーエフェクトに関する動画はこちら。

7.ブラシが分かりやすくなった

ブラシ

今までは文字だけで表示されていたブラシの選択画面がビジュアル的に分かりやすく、どんなブラシなのかが理解できるようになりました。ブラシは自分でカスタマイズして追加出来るようです。

個人的おすすめセッティング

背景色を変える

2Dアニメーション用のワークスペースを選択するとビューポートの背景色がほぼ真っ白で眩しすぎるので、少し色合いを落として灰色に近い色にしておくほうが目に優しいと思います。

ソフィー

アルファ版だからこういった至らない部分は今後改善されるかもしれないわね。

追加情報

Blender2.8ベータ版からプリミティブカーブツールが追加されました。個人的に、グリースペンシルはベクターベースなんだからAdobeIllustratorみたいにベジェカーブで描けるようにしてくれよ、と前から思っていました。どうやらボクの願いがかなったようです。

最後に

何かと謎が多いグリースペンシルでして、利用している人が少ない印象です。Blender2.7系になりますがグリースペンシルのチュートリアルはここのウェブサイトが一番分かりやすく情報がまとまっているのでぜひ参考にしてみてください。

参考 Blender Grease Pencil TutorialVimeo

グリースペンシルの開発をしている人がチュートリアル動画を作ってくれています。

まだBlender2.8アルファ版なので今回紹介した内容からは多少変更があると思います。BlenderのGreasePencilに関する情報は少なく、特に日本語でまとめられているサイトなどは、ほとんど見かけないので今後も何かしらGreasePencilやBlenderでの2D作画に関する情報は追っていきたいと思います。

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